2008年10月

勝ち組銀行と個人


現在、米国発金融危機をきっかけに、ワシントン・
ミューチュアルやワコビアをはじめ、多くの銀行が
損失にあえぎ、資産を圧縮し、そして、消えて
いっています・・・。

しかし、そんな状況の中でも、勝ち組銀行が現れて
きました。


では、一番の勝ち組銀行とは・・・







【HSBC(英)】です!!

本国イギリスでは、銀行の大半が政府の資本注入を
受け入れることになりました。


それも、厳しい条件と引き換えに。。


でも、HSBCは、そんな他行を横目に、10月6日に
行われたイギリス財務省と主要銀行間での公的支援に
関する会合にも余裕で欠席。


つまり、そんな支援なんぞ必要ないってわけです。


いやはや何とも心強い銀行です。

それを裏付けるかのように、ダウ・ジョーンズ
欧州銀行株指数が今年の年初から48%も下落したにも
関わらず、HSBCの株価は横ばいを保っています。


この底力!!


大手銀行の中でも、ダントツの実力です。


しかも、このHSBCは、貸し出し額よりも預金額が
上回るという、超優秀な銀行なんです。


こんな銀行、ほとんどありません。


さて、HSBC以外の勝ち組銀行を見てみると、


JPモルガン(米)

ウェルズ・ファーゴ(米)

サンタンデール(西)

バンク・オブ・アメリカ(米)

BNPパリバ(仏)

インテーザ・サンパオロ(伊)


などです。

バンク・オブ・アメリカやBNPパリバ、そして
インテーザ・サンパオロなどは、今回の金融危機で
逆に力を増したと言われています。

そして、これらの勝ち組銀行に共通するもの。


それは、・・・







リテール(小口金融)業務が中心であること。


つまり、個人や中小企業などを相手とした
融資などの業務が中核となっていることです。


堅い商売をしてきたわけ。


だから、短期金融市場に依存した資金調達などを
する必要がなかった。


そのため、今回の金融危機において、ダメージを
最小限に食い止められたのです。

このことは、銀行だけでなく、我々個人の資産運用に
おいても非常に良い教訓となります。


今、資産を大きく減らしているのは、株や投資信託、
FXなどのリスクマネーに投資してきた人々。


特に、レバレッジ、つまり、借金によって自己資金を
何倍も上回る投資法で運用してきた人はひとたまりも
なかった。


これは、銀行も同じですね。


だから、セニョールSは、まずは資産の保全、
つまり、債権などの堅い商品で運用することが
大切だと説いているんです。

http://analyze.full-marke.com/af.do?ad=9975f8e16552

短期で大きな利益を得たいのは、個人も企業も同じ。

しかし、そこにはとてつもなく大きなリスクが潜んでいる。


そのリスクは、儲かっているときは見えなくなってしまうから
恐ろしい。


最近、勝ち組銀行を見ていると、このことが本当に
よく分かります。

Posted by highfive | 2008年10月29日 00:22 |

ドル・コスト平均法

よく投資系の本や雑誌に、『ドル・コスト平均法』という言葉が
出てきますね。


今回は、これをテーマにしたいと思います。


このドル・コスト平均法とは、

『値動きのある商品を一定の金額で継続して購入し、
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 価格変動リスクを分散する方法』
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


のことです。


別名、定額購入法。


英語では、"Dollar cost averaging"とも言います。

例えば、10月から米ドルを毎月一定金額
購入していくとします。


すると、為替変動は、例えばこんな風になります。

10月 99円

11月 102円

12月 101円

 1月 105円

 2月 110円

 3月 108円

 4月 113円

 5月 104円

 6月 110円

 7月 115円

 8月 108円

 9月 105円

為替変動は、99円~115円の間を動いていますね。


しかし、毎月購入することで、平均購入価格は、
106円となります。


つまり、一番円高の99円でまとめて買うことは
できませんが、その反面、115円という円安で買って
損することもありません。


つまり、リスクが抑えられるわけです。

また、この方法を用いて、ある金融商品を一定の金額で
商品を継続的に購入した場合、価格が高い時には
購入できる商品の数量が少なくなります。


しかし、価格が安い時には購入数量が多くなり、
結果として購入平均コストが安定するわけです。

さて、このドル・コスト平均法は、果たして有効な
投資法なのでしょうか?

株式投資において、相場を読める人であれば、
安い時にまとめ買いをし、高くなった時に売れば
大儲けできますね。


ですから、ハイリスク・ハイリターンが好きな人には
あまり魅力の感じない投資法でしょう。


でも、ほとんどの人はそんなにうまく売り抜けることは
できません。


とくにボラティリティ(変動率)が大きい金融商品の
場合、かなりリスクが高くなります。


それは、FXで大損している多くの人を見れば分かりますね。


ですから、この方法では、底値を拾った大勝ちを望むことは
できませんが、天井値を拾って大負けする可能性も低くなります。


反面、もしあなたが、ボラティリティの大きい金融商品を
購入する場合、この方法を使って、リスクを軽減することが
できるわけです。


これがドル・コスト平均法です。

もう一度、繰り返しましょう。

ドル・コスト平均法とは、


『値動きのある商品を一定の金額で継続して購入し、
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 価格変動リスクを分散する方法』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

のことです。


覚えておいて下さいね。


このように、金融は、『知ってるか知らないか』だけです。

Posted by highfive | 2008年10月23日 01:15 |

保険会社の選び方


10月10日、大和生命保険が経営破綻に追い込まれました・・・。


負債総額は約2695億円。


米サブプライムローン問題に端を発した世界的な
金融危機と株安で、保有する有価証券の損失が拡大。


具体的には、同社の保有する株式をはじめ、株式投資信託、
不動産投資信託、外貨建ての金融商品などが軒並み
下落したのです。


そして、資本の目減りや資金繰りの悪化を招き、
自力での再建を断念しました。。


今回の米国発金融危機で破綻した日本の金融機関は、
大和生命が初めてです。


生保の経営破綻は平成13年の東京生命保険
(現・T&Dフィナンシャル生命保険)以来7年ぶりで、
戦後8件目となります。


これまでに破綻した東京生命以外の保険会社は・・・


日産生命、東邦生命、千代田生命、協栄生命、第百生命、
平和生命、日本団体生命


でした。

さて、今回の大和生命の19年度の保有契約件数は
約17万件でした。


そして、保有契約高は1兆2450億円にものぼります。


でも、生命保険契約者保護機構により、支払いに備えて
積み立ててきた責任準備金の90%までは保護されます。

でも、ここで一つ注意っ!


「生命保険契約者保護機構により、支払いに備えて積み立ててきた
 責任準備金の90%までは保護される。」


と言いました。

と言いましたが、


これは、毎回保護されるということではありません。


この「生命保険契約者保護機構」は、国の機関ではないんです!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

これは、それぞれの保険会社が、自分たちの売り上げなどに
応じて出資金が決められ、それを出し合っているというものです。


でも、そこでプールされている金額は、生保の連続破綻など
全く想定していません。

今回の大和生命1社だけの破綻ならまだ良いでしょう。


しかし、今後バタバタと生保の破綻が続いた場合、
この生命保険契約者保護機構だけのお金では、
絶対に対応できないのです。


絶対に無理です。

残念ながら、こんなことは誰も知りません。。

さらに、今回の大和生命の破綻に関して、もう一つ大切な
教訓があります。。


実は、この破綻には、もう一つの理由があるんですよ。


それは、・・・







大和生命が、これまで多くの「積み立て型保険」を
売ってきたことです。


これは、どういうことでしょうか?

積み立て型保険には、満期があります。


そして、あなたもご存知の通り、昔は、この満期金の
予定利率がものすごく良かった。


つまり、10年とか20年前に大和生命が大量に販売した
満期付きの養老保険の満期が、毎日訪れるわけですよ。

そのため、毎日、何億円もの満期金を払わなければならないんです。


毎日ですよ!

そして、この満期金の支払いに充てるお金は、
有価証券(株式や債権など)を売却して現金化し、
それで対応するわけです。。


しかし、最近の株式市場の大暴落で、有価証券の価値が
大幅に目減りし、満期金に充てるためのお金の現金化が
困難になっちゃった。

その結果、今回の破綻に至ったというわけです。

ここで分かること。


それは、


【保険は掛け捨てが基本】ということです。

なぜなら、積み立て型の保険を販売している会社は、
今回の大和生命のように、金融危機が起こった場合、
運用の失敗によって破綻する可能性を常にはらんでいます。


実際に、戦後倒産した生保8社すべての破綻原因が
この運用の失敗でした。


しかし、掛け捨ての保障商品を中心に販売している
保険会社は破綻の心配などありません。


だって、そもそも運用する必要性なんてないですからね。


多くの日本人がどうして保険会社に騙されて、
損してしまうのか?


それは、保険会社に保障だけでなく、運用まで求めて
しまうからです。


この考え方が、そもそもの間違いなわけですよ。


【保障と運用は分けて考える】


これが基本。


保障部分は保険会社で良いですが、運用は他の金融機関で
検討すべきです。


現在、マネーは安全資産である国債と預金に流れています。

銀行なら破綻しても、ペイオフにより、1000万円までなら
国が保証してくれます。


でも、保険会社が破綻しても、国は一切保証してくれません。


生命保険契約者保護機構にプールされているお金が
なくなったら、ハイ終わり。


あとは誰も保障してくれません。

ね、怖いでしょ?

だから、保険会社選びはしっかりとしておかないと、
あとで大変なことになります。

今回の大和生命の破綻は人ごとではありません。


人ごとではないのです。

それをしっかりと認識して、お金の勉強して下さいね。


Posted by highfive | 2008年10月23日 01:11 |

資産形成における3大節約ポイント


株価が低迷している今、行き場を失ったマネーは、
どんどん国債と預金に流れています。


では、これからはどこに投資して資産を形成して
いったら良いのか?


でも、その前に考えておくべきことがあります。


それは・・・







出て行くお金を管理すること。


これができていないと、いくら効率良く投資しても
意味がない。


以前、僕は資産形成におけるこのような公式を
挙げました。

【資産形成 = (収入-支出)+(資産×運用利回り)】


お金持ちになるには、つまり、経済的に自由になれる資産を
形成するためには、まずはサラリーマンとしてしっかりと
働き、毎月給料を得る。


そして、支出をできる限り抑える。


さらに、そこからできた資産を運用によって殖やしていく。


これだけです。


で、ここで言う『支出』をきっちりと抑えられている日本人は
残念ながらほとんどいません。。


この支出とは、


 ・不動産(住宅)

 ・生命保険

 ・子供の学費


この3つです。


これら3つの支出がきっちりと管理できていれば、
スーパーでどこが安いかなんて、どーでも良いことなんです。(笑)


例えば、4000万円のマンションを購入し、
生涯で2000万円をムダな生命保険に掛け、
そして、2人の子供を大学まで行かせるために、
それぞれ4000万円かける。


これだけで計1億4000万円。


さらに車も買えば、もっと高くなる。


1台200万円として、20~60代のうちに
10年乗って5回買い替えれば、1000万円。


ってことは、1億5000万円。。

どーするんですか?
これ。


最初から退職金と年金に頼ることを前提に
生きていくんですか??


そうなると、ローン返済で、人生の大半は借金漬け。


うまく退職金が出れば、何とか乗り切れるかも知れません。


でも、それまでは、ずーっと借金抱えて生きることに
なる。


それどころか、老後だって十分な貯蓄はありません。


で、病気になって入院し、あてにしていた医療保険は
全然出ない。。


そんなケース山ほどあります。

だから、しっかりと計画を立てて節約しないと、
決してお金持ちになんかなれないわけですよ。


ただし、子供の教育だけは、しっかりとお金を
かける必要がありますから、ここは資産運用で
カバーするしかありません。


あなたがもし、下流にまで落ちぶれてしまうと、
あなたの子孫も下流からのスタートになります。


満足に教育が受けられなければ、よほど努力するか
運が良くない限り、そこから這い上がるのは大変です。


下流の子は下流。


残念ですが、これが今の格差社会です。


つまり、あなただけの問題じゃない。


だから、「他の人がそうしているから」という理由だけで
家なんか買っちゃダメです。


そして、知り合いのおばちゃんが飴やカレンダーを
持って来てくれるからというGNP商法(義理・人情・プレゼント)
に騙されて、よく分かってもいない生命保険に加入しても
ダメ。


そして、なぜか満期になると、お金が増えるどころか
減ってしまうという、全く意味のない学資保険になんて
加入しちゃダメなんですよ。


ちなみに、国内の学資保険で一番いいのは、ソ○ー生命ですが、
あそこでも、100万円が110万円になるだけ。


0歳から18歳まで18年間預けて、たった10万円しか
増えないなんて、ホント意味ない。

でも、なぜ世界でも優秀な日本人が、こんなものに騙されて
しまうのか?


いとも簡単に。


それは、金融に関しては、全く教育されてないからです。

お金持ちになるなんて、実は簡単。


まずは、夫婦2人で一生懸命働く。


そして、家も車も買わず、生命保険は掛け捨ての
必要最低限のものにだけ加入し、あとは、しっかりと
勉強して債権と株式できっちりとポートフォリオを構築する。


これで大丈夫です。


もうスーパーの安売り広告なんて見なくて良いです。(笑)


一番ダメなパターン。


家と車のローンを抱え、毎月5万円も生命保険に払い、
そして、子供の教育費で苦しむ。


そして、苦し紛れに株やFXで資産運用を試みて、
大失敗する。


これ、最悪。


でも、最近、こういう人めちゃくちゃ多いです。
僕の周りにもたくさんいます。


さて、もう一度。

【資産形成 = (収入-支出)+(資産×運用利回り)】

僕が元エリートトレーダーのセニョールSから最初に
習ったのは、株でもFXでもなく、節約でした。


そして、彼も20代・30代は、まさにこの公式通に
従ってきたために、40歳手前で、経済的自由人に
なれたと言っています。


そのために、しっかりと管理すべきは、以下3つ。

 ・不動産(住宅)

 ・生命保険

 ・子供の教育費

これを忘れないで下さいね。

Posted by highfive | 2008年10月 1日 15:26 |

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