損益計算書の項目について一つずつ見ていきましょう。
その前に、損益計算書がどのように構成されていたか
復習しておきましょうね。
【損益計算書】
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売上高 (収益)
売上原価 (費用)
売上総利益(利益)
販売費及び一般管理費 (費用)
営業利益(利益)
営業外収益 (収益)
-受取利息・配当金
-その他の営業外収益
営業外費用 (費用)
-支払利息
-その他の営業外費用
経常利益(利益)
特別利益 (収益)
-固定資産売却益 等
特別損失 (費用)
-災害損失 等
税引前当期純利益(利益)
法人税・住民税および法人税等調整額
当期純利益(利益)
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まず一番最初に来るのが、「売上高」です。
これは、本業によって得られたリターンのことですね。
ちなみに、本業というのは、商品や製品、サービスの販売など
のことなので、営業外収益や特別利益など、本業とは関係ないもの
から来る収益は売上高には含まれません。
そして、次に、「売上原価」。
商品を販売する際、それを仕入れたり、製造するための費用が
かかりますね。
売上原価とは、それらの費用のことを指します。
つまり、売上品に関わる仕入れコストや製造コストのことです。
売上高から上記売上原価を差し引いたものが、「売上総利益」。
これは、別名「粗利」とも呼ばれています。
僕は営業マン時代、商社にも出入りしていましたが、
商社はこの粗利率がものすごく低いことを知り、
びっくりした覚えがあります。
でも、よく考えてみると、メーカーは自分でオリジナルの製品を
作って販売しているので、付加価値をつけられるため、
粗利率は高くなります。
メーカーの粗利率は、大体20~40%くらいですね。
でも、商社の場合、自社で製品を作って販売しているわけじゃなく、
ものの流通に携わっているので、付加価値をつけることができません。
そのため、競合他社とは、価格での勝負をすることになります。
そのため、どうしても粗利率は低くなってしまうのです。
大手の某商社でも、粗利率は、たった5%くらいです。
売上総利益から販売費及び一般管理費を差し引くと、
「営業利益」が出ます。
この営業利益とは、会社が本業から上げる利益のことですね。
ちなみに、「販売費及び一般管理費」というのは、
広告費、物流費、販売促進費など、販売に際して
間接的にかかるコストのことです。
そして次に、「経常利益」。
これは、営業利益に受取利息や受取配当金、有価証券売却益などの
「営業外収益」を加え、支払利息、有価証券売却損、有価証券評価損などの
「営業外費用」を差し引いたものです。
営業外収益と営業外費用というのは、企業が本業以外に、
余剰資金などを株式・債券・土地などに投資した結果のことです。
それがプラスであれば、営業外利益で、
マイナスなら、営業外費用となります。
そのため、本業の強さを知りたいなら営業利益を、財務力を含めた
その企業の総合的な実力を知りたいなら経常利益を見るのが
良いと言われます。
経常利益から、固定資産の売却や天災による損失など
臨時的に発生した損益である「特別利益」、「特別損失」を
加味して計算したものが、「税引前当期純利益」です。
これは、企業が行った全ての活動の結果です。
そして、そこから税金を差し引くと、「当期純利益」に
なります。
これは、法人税を支払った上での純粋な企業の
経営活動の成果ですね。
以上が、損益計算書の各項目の基本的な説明です。
しっかりと覚えておいて下さいね。
2009年7月24日 09:33 |個別ページ