株式投資において、PBRという言葉が良く出てきます。
例えば、
「PBRの低い割安な株に投資した方が、PBRの高い株に
投資するよりも高いリターンが得られる可能性が高い。」
というようなことです。
では、この「PBR」とは一体何のことでしょうか?
PBRとは、株価純資産倍率(かぶかじゅんしさんばいりつ)
のことで、"Price book-value ratio" の略です。
これは、企業の資産面から株価の状態を判断する指標のことです。
PBRは、株価の状況を判定する情報として、
株価収益率(PER)と共に重要視される指標のひとつです。
さて、このPBRですが、以下のような数式によって、
1株あたり純資産額に対する株価の倍率を測ることが
できます。
PBR(株価純資産倍率) = 株価 ÷ 1株あたり純資産額
この数式では、株価を1株当たりの純資産(株主資本)で
割って計算してます。
ですから、その結果は、株価が1株当たり株主資本の何倍まで
買われているかを表しています。
さて、この数式で計算した結果、ある株式のPBRが1倍と
なったとします。
PBRが1倍とは、一体どういうことでしょうか?
それは、
【その株価は解散価値と等しい】
ということです。
この計算の元になる純資産(株主資本)は、
株主から与えてもらった資本です。
ですから、別に返さなくても良い企業の資産と言えますね。
そして、この純資産は、借入金などを相殺して
計算されたものですから、会社を解散した場合に残る
金銭的な価値(解散価値)でもあります。
つまり、帳簿上、会社を解散した場合に残る価値。
発行株式数で割ったPBRが1倍を割れているということは、
その会社の株を買い占めて会社を清算してしまえば、
PBRを割り込んでいる分だけ、何もしなくても儲かっちゃう。
このようにPBR1倍以下になった銘柄は、割安株として扱われます。
PBR1倍割れの銘柄を買うことは、つまり、世の中の投資家に
嫌われている割安株を買うということなのです。
これを【低PBR投資】と言います。
ちなみに、現在の株式市場では、その低迷ぶりを示すように
株価純資産倍率(PBR)で1倍を割り込む銘柄が、
何と、東証一部市場の40%以上まで広がっています。
まぁ、これは異常事態ですよ。
ただし、PBR1倍割れの割安株を買うといっても、
財務内容や経営内容に問題のある会社には、当然ながら
投資してはいけません。
そのような問題のある会社を見分けるにはどうしたら良いか?
それには、3つのチェックポイントがあります。
それは、
1.配当を払っていない会社
2.赤字の会社
3.自己資本の比率が10%以下の会社
の3つを見ることです。
つまり、あなたが投資を考えている株がいくら安くても、
こういうところを見逃してしまうと、損する可能性が
高くなります。
それと、営業利益率もきちんとチェックしておいて
下さいね。
営業利益率を判断する際の目安ですが、以下のように考えて下さい。
10%以上: とても優秀
5~10%: 高め
3~5%: 普通
3%以下: 低い
営業利益率の低い会社は、競争の激しい事業をやっていたり、
昨今の金融危機のように、景気が悪くなると、途端に利益が
悪化します。
ですから、営業利益率は最低でも3~5%以上出しているような
企業を狙って投資していきたいですね。
株式投資をするなら、このPBRについては
必ず知っておいて下さいね。
2009年3月 9日 17:57 |個別ページ