最近、「ETF」という金融商品をよく耳にしますね。
今回は、これについて説明していきたいと
思います。
ETFとは、"Exchange Traded Fund"の略です。
証券取引所に上場され取引されている投資信託、
つまり、「上場投信」のこと。
このETFが最初に登場したのは、1990年、カナダの
トロント証券取引所においてでした。
この世界最初のETFは、"TIPS"(Toronto Index
Participantion Units)という名称でした。
そして、現在、世界で取引されているETFは、
純資産総額で約67兆円という規模にまでなっています。
そして、その数は、何と約1500本。
ちなみに、このETFが日本に初めて登場したのは、
カナダで最初に上場されてから5年後の1995年4月12日。
この日、東証に『日経300株価指数連動型上場投資信託(300投信)』
が日本国内で初めて上場されたんです。
同年5月29日には、大証に『日経300株価指数連動型上場投資信託(上場300)』が
上場されました。
続いて、2001年7月13日に東証と大証に合計5銘柄が
上場されたんですね。
で、2008年2月時点では、東証に上場しているETFの数は、
たったの18本でしたが、10月22日現在、東証に上場している
ETFの本数は58本にまで急激に増えてきました。
つまり、日本国内においても、それだけ需要が高まってきたわけです。
これに対し、アメリカには、11月5日現在で、
819本ものETFが上場しています。
ヨーロッパでは、300本を越えてます。
ということは、日本のETFもまだまだこれから増えて
行きそうですね。
実際、このETFの市場価値は高まっており、すでに
世界の金融市場において、なくてはならない商品として
位置づけられています。
このETFは、S&P500やNASDAQ100などの株価インデックス、
エマージングを含む世界各国のインデックス、債権指数や
REIT指数、そして、金、石油などの商品にも投資できるのです。
ちなみに、「インデックス」とは、市場平均、つまり
株価指数のことです。
このETFをうまく活用すれば、世界を全てカバーできる、
世界株ポートフォリオが個人で作れてしまいます。
さらに、株式、債券、REIT、商品を含めれば、資産四分法
のポートフォリオができます。
このように、ETFをうまく活用すると、個人レベルで
全世界に投資でき、しかも、ポートフォリオまでカスタマイズ
できてしまうのです。
ETFは、非常に大きな可能性を秘めた投資対象です。
なお、ETFについては、以下の本を是非読んでみて
下さい。
『黄金の扉を開ける賢者の海外投資術 究極の資産運用編』
(橘玲著、2008年、ダイヤモンド社)
http://moveandinvestmoney.xrea.jp/004/
さて、このETFで運用する場合、気をつけなければ
ならないのが流動性です。
日本ではまだ上場している本数が少ないので、アメリカや
ヨーロッパと比べて流動性リスク、つまり、売りたくても
売れないというリスクが発生します。
さらに、海外に比べ、投資の選択肢も限られてしまいます。。
そういう意味では、ETFで投資を行う場合、
海外の証券会社を活用する方が良いと思います。
ETF自体は非常に素晴らしい商品なのですが、
今の金融危機が一段落するまでは、様子を見た方が
良いでしょう。
2008年11月 5日 03:49 |個別ページ